医療保険
生命保険の内容も、従来の死亡保険としての生命保険から、生きている間の怪我や病気のこと考えた医療保険を中心にした医療保障の充実に重点を置かれてきたと考えられます。
医療保険でもガン保険や3大疾病や7大疾病など、生命保険各社が色々な保険商品を出していますが、ガンや成人病や生活習慣病に重点を置いたもので、細かい設定内容を別にすれば、保障内容に大きな違いはありません。
人間も中年になると健康に不安を感じてくるものです。
定期検診のガン検査も40歳過ぎてからですから、身体にとっての抜き差しならぬ時期にきたといえるでしょう。
最近では肥満やメタボリックシンドロームなど成人病や生活習慣病が話題になりますが、それらは食生活や生活スタイルの改善で、予防することも出来ますが、ガンは一種の細胞レベルの老化ですから、かかる時期が早いか遅いかの違いはあっても、誰しもいつかはガンになってしまう可能性は非常に高いといいえます。
社会保険などが当てにならない昨今では、将来高齢になった時に、ガンなどに対する高額な医療費に対して、生命保険の医療保険で高額医療費に備えておく必要となります。最近ではどの生命会社でもガンに限定した医療保険をラインアップにあげてないところはありません。
ただガンが差し迫った問題となる40歳代からガン保険に加入すると、高い保険料を支払うことになります。
ガン保険などは、若いうちに入っていれば、更新型でない限り安心ですが、なかなか実感が湧かない若い人では、そこまで気が回らないものですし、保険料も大きな負担になります。
現在でもガンは死亡原因ランキングの上位を占めていますから、なる可能性の最も高い病気と考えておくべきでしょうし、ガン治療の技術は発達したとは言え、ガンなどに適用される高度医療は健康保険では適用されないケースも多く、生命保険の普通の医療保険だけでは、とても十分とは言いきれるものではありません。
ガンにかかったときのために備えるには、生命保険にガンの医療保険をつける場合、特約にするのか、ガン治療費のために他の医療保険に乗り換えるのが良いか、判断に苦しむところです。
ガン特約の医療保険の場合、月額保険料は30歳、40歳代で2000円から5000円前後とそれほど高くはありませんが、ただしガンに限定された特約のため、他の病気や怪我をした場合には、ガンの治療しか受けられませんから、ガン保険に入る前提には、普通の医療保険に入っていることが求められます。
どちらにしても年齢とともにガンの医療保険料は更新の度に、高くなっていきますが、ガンになった時のことを考えれば、現代においては不可避な医療保険であるはあります。