医療保険
医療保険は一般的に生命保険の特約として付加されるものです。
生命保険は、主契約に特約をつけた保険契約の形を取っています。
主契約については、終身保険や年金保険など老後の蓄えを目的としたものが多く、積み立て型の保険と言えます。
保険料支払い期間は60歳ぐらいまでが普通ですが、開始年齢によって保険期間に差が出る場合もあります。
これらの主契約の保証を充実するために、掛け捨て型の特約が付けられます。
特約で最もポピュラーなものが、医療保険といえます。
医療保険は、一般的には終身保険や年金保険にセットされてた形で契約されます。
契約期間は主契約によって違いますが、基本的には主契約の払込期間や保険期間に連動しているほうが安心ですが、生命保険会社によっては、主契約の払込期間とは別途に、医療特約の払い込み期間が設定されている場合があり、注意が必要です。
更に医療保険の保険期間が主契約と同じ場合、主契約の払込満了時に、一旦完了すれば、普通であれば保障期間の更新を行うのですが、一括支払いを求めるものもあり、保険加入者にとって高額な保険料を支払わせるものとして、常識を疑いたくなるような医療保険と言わざるを得ない、悪質なケースもあります。
従って普通医療保険の更新前には、必ず医療保険内容だけでなく、保険料支払いの確認をする事をお勧めします。
最近の医療保健に関して、生命保険各社とも差別化を図るために、保険料払込免除特約、ガン医療特約、3大疾病特約、高度医療特約など、医療保険と言っても、保証対象に特化したり、保証サービスに工夫が凝らした保険が増えています。
医療保険の免責金額を考慮すると、全ての疾患を満遍なく保証する医療保健よりは、疾病や保証サービスに限定した医療保険のほうが、保険料を比較すると有利な場合もあります。
健康保険で自己負担3割と言っても、高額医療費の場合、上限が決まっているので、医療費で3割を常に負担するものではなく、自己負担にも一定額の上限があります。
それよりも高度医療として健康保険適用外の医療費の方が問題になります。
最先端の高度医療を受ける場合は、全額が自己負担になるケースがほとんどです。
実際の医療費補償のためには、高度医療特約の医療保険のほうが役に立つと言えます。
高齢になって収入がなくなった場合には、医療保険料払込免除特約などは、一見良いように思われるかもしれませんが、疾病告知義務や保険料も割高かになる場合がありますから、一概にお勧めする事は出来ません。