医療保険
給付型医療保険の場合、入院や治療を保障する保険金はあらかじめ契約時に決められていて、契約書の規定に則って上限の額の中で保険金が支給されますが、実損填補型医療保険の場合、医療保険契約者が実際に支払った医療費にかかった全額を、保険金として支給されます。
給付型医療保険は、生命保険会社の医療保険の形と一般的にとっている保険金支給方式と言えますが、実損填補型医療保険は、損害保険会社の系列の生命保険が出しているもので、損害保険で行なわれている医療保障の方式と言えます。
実損填補型医療保険は、支給される保険金に上限を定められることが多く、生命保険会社によって、上限額はマチマチですが、上限を決めていない生命保険会社もあります。
その場合、医療保険の保険料は高くなる上に、保険適用の回数も制限されます。
実損填補型医療保険と給付型医療保険の比べて、生命保険会社によって違いはありますが、全般的に実損填補型医療保険のほうが給付型医療保険より、個別補償の面で行き届いた補償がなされる傾向がある反面、手術手当てなどは別途の特約されることもあり、両者を比較した場合、ケースバイケースでどちらが得かは判断の分かれるところです。
ただ、実損填補型医療保険の場合は、一部に終身保険がつけられる実損填補型医療保険もありますが、定期保険が大部分で、医療保険として期間を限定したものと考えるべきでしょう。
定期保険としてみれば、実損填補型医療保険と給付型医療保険とも保険内容や保険料にそれほどの差ありませんが、補償範囲において、実損填補型医療保険では入院に関わる雑費や入院費用を全額補償するなど、広範囲な保障は給付型医療保険には無い利点と言えます。
適用制限が多いとは言え、上限のない実損填補型医療保険は、高額な治療費を要するがん治療などの場合、健康保険のきかない最先端の高度医療も保険の対象となり、安心と言えます。
医療保険を考えた場合、実損填補型医療保険か給付型医療保険か、どちらかを選ぶか悩むところですが、他の保険で補償される事が少ない高度医療を受ける可能性がある場合は、上限の無く、医療費が無制限に補償される実損填補型医療保険が、短期的に見れば有利と言えます。
健康であって、定期検診でも生活習慣病などの懸念が無ければ、長期補償を希望する場合は、給付型医療保険は、保険料の安さから有利と言えましょう。